幸せ──それは座敷童の住むところ
「おはようございます」
朝。
俺を起こしてくれたのは、母親でもなく、妹でもなく、幼馴染みでもなく、天使でもなく異世界からの使いでもない――
影女だった。
――影女?
話を聞くと、独り身の男の家に現れ、押しかけ女房よろしく世話を焼いてくれる妖怪らしい。
……いや、余計なお世話なんだが。
そう――俺は、妖怪にはうんざりしていた。なまじ見えるばっかりに、あんなひどいことになったのだから……。
しかも、それで話は終わらなかった。
そんな俺の混乱が冷めやらぬうちに、疫病神まで現れやがった。
……よりにもよって、疫病神かよ。
俺は、ふつうの生活がしたいだけなのに……。
どうやら俺は、こいつらから逃れられない運命にあるらしい。
――やれやれ。
時枝町(ときえだちょう)
美しい川が流れる緑の町
この物語の舞台となる時枝町は、扇状地に位置し、緑が豊かで空気の美味しい田舎町。伝統的な古き良き日本の風景を残している。町の中央には清流が流れ、忙しい都市生活に疲れた現代人を癒す、そんな暖かい場所。
野趣溢れる秘湯
時枝町北部の山中に湧く温泉。豊かな効能で知られているも、場所柄から、時折、老人や林業従事者が訪れる程度で寂れている。
由緒ある鎮守の社
藤湯温泉のすぐそばに、藤湯神社という神社がある。殺生石という、いっぷう変わったご神体が境内に存在する。
河童の出る清流
時枝町の中央を流れる元木川は、いまだ汚染度も少なく、ヤマメやイワナ、アユなどを釣ることができる。また、元木川には河童伝説が残されている。
通称「別れ橋」
この橋には現在、男女のカップルで渡ると別れることになるという噂が発生している。果たして噂にすぎないのか、それとも本当のことなのか……。
時枝町の心臓部
食料品や日用品のほか、洋服や家具、電気製品まで揃う、時枝町の商業センター。
子どもたちの憩いの場
時枝学園すぐそばに位置する、コンビニまがい。パン、缶詰、お酒、駄菓子、安っぽいおもちゃ、アイス、季節外れの贈答品などが売られている。
公立の一貫校
主人公が通っている公立校。物語の中で主人公が入部することになる「郷土史研究部」は、実態が「妖怪研究会」と化している。
五日市家の本宅
主人公の住む家。建て替えやリフォームを繰り返しているが、古くからここにある家で、元地主「五日市家」の本宅である。
五日市家の別宅
こじんまりとした日本家屋で、主人公の大叔父が居住している。「別宅」と呼ばれてはいるが、実際は大叔父の所有名義となっている。
時枝町を舞台にしたマップ移動&コマンド選択のアドベンチャーゲーム。マップ上登場するSDキャラを選択し、お気に入りのヒロインと会話を交わして仲良くなろう!