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● 聖應女学院(せいおうじょがくいん)
主人公の五代前の祖先が明治十九年に創設した由緒ある女学院。日本の近代化にあわせ、女性にもふさわしい教養を学ぶ場が必要だ、という理念に基づいて創立された。イギリスのパブリックスクールを原型としており、基督教的なシステムを取り入れた教育様式は現在まで連綿と受け継がれている、いわゆる『お嬢さま学校』である。
戦後再建時に幼稚園から大学院までの一貫教育施設となるが、その基本的なスタイルは現在も変わらない。慈悲と寛容をモットーとし、年間行事にはボランティア活動や基督教礼拝など、宗教色も色濃い。それに加えて日本的な礼節・情緒教育も行われているため、普通の義務教育機関とはいささか趣が異なる点が多い。
生徒の自主性を尊重するため、服装規定等校則もゆるいが、エルダー制度などを見て解る通り、生徒内自治がある程度効果を上げており、大幅な校則違反はほぼ見受けられることはない。それだけに、若干世間から隔絶した感もある。 |
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