「めぐり、ひとひら。」のボイストレーラーmp3データは「ダウンロード」のコーナーにありますので、
是非皆さんこの楽しいツッコミ合い(?)をご堪能下さい。

ダウンロードのページは

「わらわは結乃由姫命じゃ。さあ。まずはひれふせ、愚民ども。頭が高いぞ。話はお互いの関係をハッキリさせてからじゃ」
「むんず」
「こっ、こら離せっ! またわらわの首根っこを掴みおって、この罰当たりが! わらわは猫ではっ……」
「はい、こまさん。ぽーい」
「聞けーーー!!」
「わっ……と。危ない……由ちゃん、大丈夫?」
「こっ、こま! またあやつが! あの天罰決定娘が、わらわをイジめるのじゃ〜!」
「あら、また新しいニックネームをつけて下さいましたの? まったく失礼しちゃいますわね。お呼ばれしたから参りましたのに、(しつけ)のなってない野良猫がニャーニャーわめいて……皆様のお邪魔にならないよう、好意的に退いて戴いただけですのに」
「だっ、誰が野良猫……というか、邪魔って……放り投げといて好意的にって……ああもうっ! ツッコミどころがありすぎて、何からさばいていいか皆目見当もつかんわっ!」
「だったら、たまにはお静かになさいな。おチビちゃん」
「馬鹿かお主っ! (まつ)る者と祀られる者との関係をハッキリさせねば、満足に話もできんじゃろうが! だからわらわは、まずは愚民どもにひれふせと……」
「そうですわね。ひれふすくらいしないと、アナタとは同じ目線でお話もできませんものね」
「そんなに小さくないじゃろうがー! わらわの羽は、お主らを見下ろす為にあるのじゃぞ! つまり位が高いという事じゃ! さあほら、ひれふせっ! ひれふすのじゃ!!」
「えっと……へ、へへ〜」
「ほらみろっ! こまはやってくれるぞっ! ほらほらっ!」
「……おチビちゃん? “哀れみ”の意味をご理解なさってます?」
「どーして神が哀れみを受けねばならんのじゃっ! 哀れなのはお主じゃ! このわらわの偉大さを理解できんとは……よいか? 結乃由姫命といえば、この四季ヶ紫町において──いや、ひいてはこの国においてじゃの……」
「はいはい。そうですわね」
「適当な受け応えをするでなーーいっ!!」
「あ、あの……ごめんね、二人とも。一応ね、作品の紹介とかしないとダメ……なんだよ……?」
「む、むう。そうじゃの。その通りじゃ。うむ。こまは全面的に正しい」
(……相変らず、こまさんには弱いんですのね……)
「よしっ。わらわに任せるのじゃ。わらわ直々に、愚民どもの羨望と崇拝を集めるワザというものを見せてやろう」
「わー。由ちゃん、頼もしい」
「ふふっ……では、お手並み拝見といきましょうか。この作品は──」
「超絶美貌の持ち主である女神サマの、国獲り物語じゃ。わらわを操作して、各地の邪神どもを倒せ! そしてわらわは、神々の頂点に──」
「……痛快剣劇娯楽アクション。斬って斬って斬りまくる快感を貴方に」
「わたしとご主人様の〜甘い甘いひとときのお話なんですよ〜。いっぱいいっぱいお世話しちゃいますよ〜。お掃除に〜お洗濯〜ふふふ〜」
「わああっ。きょ、鏡架さんに千草さんまでっ……! い、今のは冗談ですよっ」
「……とまあこんな感じに、ヒロイン二人を押し退けて脇役がでしゃばるお話ですわ。……まったく。やるだけ無駄でしたわね」
「わっ……。まとまっちゃった……」
「って、うう……ダメだよ。お兄ちゃん、こま達に期待してるって言ってくれたのに……」
「えっ……お、お兄様が?」
「う、うん……実は、さっきから向こうで見てて……」
「…………」
「……ね?」
「──それは、巡り会いの中にそっと咲いた、ひとひらのお話」
「こっ、こりすさん?」

「画材道具を片手に、お兄様が降り立った雪景色の町──『四季ヶ紫町』。そこで起こった、小さく優しい一つの奇蹟。
 再会から始まった、多くの出会い。そして紡がれていく絆……純白の滴たちが彩る、『ゆかり神社』での日々。
 けれど、それは溶けゆくもの。手のひらにすくい取った粉雪は、脆くも儚く……」

「わぁ……さすが、こりすさん……」
「初回限定版には主題歌入りミニCDと、64ページに渡るファンブックが付いてくるらしいですわ。ミニCDの中には、今作の主題歌の他に、ご好評いただいた『BLUE』の主題歌も収録しておりますわ」
「え、えっとですね。初回限定版は6000本限定らしいですから、お早めにご予約くださいね?」
「エモーショナルノベル『めぐり、ひとひら。』。9月26日、発売」
「──うむっ! やれば出来るではないかっ! よしっ! 上手くまとまったところで、メシじゃメシじゃ。ほら愚民、何を隠れておる。行くぞっ!」
「ふふふ〜。じゃあ、わたしの出番ですね〜。ご馳走を作っちゃいますよ〜(はーと)」
「…………」
「でもこれは、きっと……女の子たちの恋のお話なのですわ。お兄様が望んだ、愛しい妹……そして、妹になろうとした娘の…………」
「……こりすさん」
「あ、あらこまさん。みなさんと一緒に行かれたんじゃ……」
「行こうっ? こりすさん」
「えっ……」
「ね?」
「……はい。こまさん……」