「こっ、こら、お主っ! そこで何をしておるっ!」
突然、背後から届いた声。
驚いて振り返ったそこには、女の子がいた。
怒った顔をして……そして、ふわふわと宙に浮いていた……。
彼女の名は、 『結乃由姫命』。 この神社に祀られている女神なのだと言う。
僕のこの眼が、彼女の姿を視せているのだ。
縁結びの女神を祀った、この古めかしい神社に安置された御神体。
それがどうして、こまの姿と瓜二つなのか───
「ここは縁結びの 『ゆかり神社』。 お主がそれを望む限り、如何ように不可思議な偶然も起こるのじゃよ」
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