character

主人公。
両親を早くに失い、天涯孤独の身の上で、盗みなどをして生きながらえていた子ども時代に、瘴姫となったばかりの土方に拾われる。
基本冷淡で無感情だが、土方とその義兄弟である近藤にはやや心を開いている。また、自身の子どもの頃の冷遇故か、良い子にも悪い子にも子どもにはやさしい。 天然理心流免許皆伝。十年で目録を得たというその才能は天稟のもので、技術面では近藤を遙かに上回る。だが男性で、しかも細身故に、瘴姫たちとやり合うには少々膂力が足りない。

新撰組に加わるにあたり、女の扮装をして、名も総紫と改めることになるが、そのことには特にこだわりは無いが困惑は存在する。もっとも、浮浪児の時には生きていくために将来は身体を売っても、程度のことは考えていたため、それに較べればこの程度のことでは迷いはないのだろう。

佐久間によって造られた、鬼瘴石の力を一時的に引き出すことの出来る妖刀「乞食清光」を持つことにより、修羅の巣窟と化した京都を生き抜いていくが、刀によって、徐々にその身体は蝕まれていく。

CV:葵ゆり

もう一人の主人公にして、メインヒロイン。
土佐藩士で後には脱藩維新志士。金髪碧眼で英語にも堪能(母親に習う)。
郷士の父親と難破漂着した外国人女性との間の子であり、鬼瘴石と和合した為、母娘共々殺害を免れたという過去を持つが、三人の兄たちに溺愛されて、明朗にして快活に育つ。
しかし差別階級である郷士である家、そして異国の血である母親と自分に対する周囲の冷ややかな眼が、龍真を開国主義へと駆り立てる。その向こうに母親の国があるのだ、という思いから幼少時より海ばかりを見て暮らしていた。

最終的に薩摩長州の間を仲立ち、秘密同盟を成立させる為に動くことになるが、それまでの過程は右往左往、それに尽きる。
そんなモラトリアムな中で沖田や近藤にも会い、互いに限られた情報の中から、今日本という国がどこに行こうとしているのか、何をするのが自分たちにとって正しいのか、ということを模索していこうとする。

CV:花澤さくら

もう一人のメインヒロイン。
新撰組副長。実家は豪農で奉公に出されるところであったが、十三歳の時に「鬼瘴石引き合わせの儀」で鬼瘴石と和合。
瘴姫としての格を与えられ、爾来懇意だった近藤の元、試衛館の食客となる。
瘴姫になり「普通の女」としての人生を失った結果として、冷徹でやや厭世的でニヒリズムを持つ性格となるが、近藤や、瘴姫化した後に拾った沖田によって支えられる。
戦いの際はその虚しさを表現するかのように鬼神のごとき活躍をする。

近藤とは義兄弟の契りを結んでおり、自身を棄ててまでその野心に協力する。沖田のことは弟のように可愛がっており、時折暴走する。
隊の運営や戦術や戦略には才を揮うが、時勢の読みなどはあまり出来ない。広い世界や立身出世というものに対する関心は薄い。

CV:桜川未央

メインヒロイン。
当代一の大博士。根っからの開国論者で、繊細さと磊落な性格が同居する日の本一の哲人にして奇人。
幕府により京都の研究機関・翠紅館に破格の禄を持って招聘された。
街中を洋装で堂々と闊歩していたところで河上に斬り掛かられ、沖田に救われてその知己を得る。
石の力なしで河上を撃退した沖田を見て、女ではないことを見抜く。そんな沖田のために、佐久間は鬼瘴石を一時的に操る為の「電式励起撃鉄」なるものを発明し、総紫の刀「乞食清光」を誕生させる。
が、これが結果的に総紫の寿命を短くすることに繋がっていく。
最新の洋装を着て京都の街を悠然と闊歩する、とにかく突飛な言動、そしてその立場故に、攘夷派に目を付けられることの多い人物。

CV:柚原みう

サブヒロイン。
新撰組局長。脅迫紛いの金策や無法な振る舞いなど、かなり傾いた傑物だが、思想的にはしっかりとしている。
水戸天狗党の出身で、その心には攘夷よりも尊王があり、京都に入ってからは有栖川宮と通謀する。
初期に総紫が男であることを見抜くが、その点については鷹揚で、逆にそれなりの理解を示すものの、そのことを盾に取り総紫を様々な場所へと連れ回し、見聞を広めさせ、信義とは何か、時代とは何か――そういったことを問いかけ、後の総紫に考える力を与えることとなる。
それが結果的に京に入った後の総紫の精神的な支柱となるが、近藤と土方の不興(嫉妬?)を買うことにもなってしまう。

CV:海乃奏多

サブヒロイン。
新撰組局長。試衛館の道場主近藤周助の養女であり、総紫の育ての親的な存在。
平民の出だが鬼瘴石の力を得て武家としての立身出世を志す。幼少の頃から軍書好きな父親から三国志や水滸伝なんかを聞かされて育つ。
その為か義に篤く陽気な性格だが謀略家の面があり、政敵には容赦をしない部分がある。
新撰組所属以降は、松平容保、ひいては幕府に忠誠を尽くすことを決意しているが、それ故に不遇と苦悩を囲うこととなる。

土方とは親友でライバルの様な関係だが、こちらの方がやや大人びており、そこが総紫に対する扱いの違いとして現れる。
総紫のことは土方同様、弟のようにも年の離れた王子様的にも思っているのだが、貴重な戦力(駒)であるという打算もあり、その狭間で揺れている。

CV:神代 岬

サブヒロイン。
新撰組副長助謹。基本的に無口で、黙々と任務をこなす様は冷血とも思えるが、鬼瘴石と和合した後に親に武家へ売られ、父親はその恩恵で仕官したという過去を持つ。
その後斎藤本人は旗本と刃傷沙汰を起こして出奔し、京都に身を隠しているところに発足した新撰組に、江戸で世話になった近藤、土方が居るのを知り入隊する。
人の情にあまり触れたことのない人生故に、近藤や土方に可愛がられている沖田に良い感情を抱いていない様子。

CV:藤森ゆき奈

サブヒロイン。
新撰組隊士、隊内に於けるムードメイカーにして随一の槍の使い手。
鬼瘴石と和合し伊予藩士となるが後に出奔、江戸で試衛館に転がり込み食客となる。
新撰組以前の知り合いなので、総紫が女装をしていることも知っている。
生来陽気なアウトロー気質で厄介ごとにはクビを突っ込みたがるが、基本的には面倒くさがり。
己の力にのみ頼り、人を殺すことをすら楽しめるが、それは自分が斬られることもあり得る、という覚悟の上でのことである。
であるからこそ、背中を預ける仲間のことはまず信用するところから始めるというような気っ風の良さを持っている。

CV:青山ゆかり

サブヒロイン。
新撰組参謀。出雲母里藩出身で、甲州流軍学を修める。また陰陽道にも通じており、ある程度の術を行使出来るようだ。
ややセールスマン的に温厚な語り口を人と話すが、その真意は今ひとつ計れない。夷国の学問を嫌うというよりも憂いていながら、それがやってくることは最早避けられない、というような心境でいるようだ。
時折先が見えているような発言があり、何やら幽玄を感じさせるが、人に問われた時には軍学の賜物だ、と答えている。
参謀として初期から新撰組を支えるが、後期、特に伊東が加入して以降はことさらに表に立つことがなくなっていく。

CV:成瀬未亜

サブヒロイン。
新撰組参謀。文武両道、性格は聡明で明るいが、やや気障ったらしいところがある。
博学にして剣客という俊秀だが、水戸学を修めており、そのため勤王思想に傾くことになり、後に――というか、新撰組というネームバリューを得て、佐幕派である新撰組と袂を分かち、攘夷派の御陵衛士隊を結成しようとする。(これはルート展開によって行動に差が生まれる)賀茂に次いで政治に対しての素養があり、謀略についてもそれなりに頭が回るが、攘夷派に転身するには新撰組という存在が維新志士を「斬り過ぎて」おり、名を利用しようとした伊東だったが、それ故にその策謀は失敗に終わることとなる。
「夷敵の技術をもって夷敵を討つ」という毒を以て毒を制すという考えの元、博学にして西洋軍学にも通暁する。

CV:藤井 舞

肥後藩士、攘夷派の志士。
最新の洋装で修理が街中を歩いていたところに「気に入らない」という理由だけで斬り掛かる。
その場は総紫が助けに入り事なきを得るが、それ以降総紫と修理を執拗に追い回す。熱血漢でもあり、冷血漢でもある、捉えづらい人物。
他ルートでは史実通りに佐久間を殺害。
ルート上としては、佐久間の元に押し掛け、それを沖田が救うということを繰り返す中で、攘夷困難というの可能性を少しずつ理解していく。

CV:あかしゆき

武市瑞山率いる尊皇攘夷結社、土佐勤王党の一員として開国論者を斬って回る「天誅の士」。
だが以庵本人には志士としての志といったものはなく、生きる為に流された結果として、殺し屋として飼われていると言っても良い。
主義主張はなくとも生への執着は激しく、臆病なほどの用心深さが剣筋の卑劣さにも表れる。
拾ってくれた武市に忠誠を誓う、というか依存していて、やや病的な面がある。

CV:秋野 花

京都島原の人気芸者で、酔っ払い客に絡まれているところで近藤との知己を得る。
以降、近藤のお抱えとなるが、他の座敷にも積極的に顔を出し、新撰組の市中での情報収集にも力を貸す。

CV:葉村夏緒

深雪の腹違いの妹で、姉同様売られてきた身を引き取った。
深雪の元で禿や料理番をしていたが、料理の腕があり、深雪の紹介で新撰組屯所の料理番として推薦され、その腕を揮うことに。
新撰組は女所帯なのに料理の腕が壊滅的であり、考は女神の如くあがめられることになる。良く料理を手伝ってくれる総紫に好意を持つようになる。

CV:早瀬ゃょぃ

恋人であった王女和宮を政略によって徳川家茂の嫁にと嫁がされてしまい攘夷派寄りであったが、芹澤との出逢いによって戦争による損失が列強諸国にとっての有利に働くと諭され、その思考を変化させていく。

CV:猫乃緒みみ

会津藩士。新撰組の成立に関与する、後の京都見廻組与頭。強い佐幕思想の持ち主で、京都での政争の後には龍真の命を狙うことになることも……。神道精武流の使い手で小太刀の達人だが、余程のことが無い限り長鞘は抜かない。

CV:野神奈々

薩摩、島津家の家臣で、京に於ける薩摩の政治工作についての周旋を行っている。
気に敏であり、時流も良く読み聡明だが、その奥底には何やら虚無が漂っている。

CV:葉村夏緒