職種
私、自分の職種をご報告することを、すっかり忘れていました。
せっかくなので秘密にしておきます。
ヒントは上の画像です。バレたなコレは。
○ある日
早朝。
日が出る少し前。青みがかった道を歩く。
大きい道路に繋がる目抜き通りは、今はまだ涼しい。
人の気配のしない道路を静々と歩くと、何とは無しに視線が上向く。
早起きで活き活きとした声を、探してしまうのだろうか。
ふと気付くと、道の端に座っている少女。
背筋をしゃんと伸ばし、行儀良く、そして手持ちぶさた気に座っている。
はたと目が合う。
お互い、語ることもない。動くこともない。目と目だけを合わせている。
不意に少女が顔を逸らす。
「○●ちゃーん、おいでー」
見ると、年配の女性が呼んでいる。
少女はひょい、と立ち上がると、とことこと女性の元へ歩いて行く。
何の気なしに視線で居っていると、ふと、少女が肩越しに振り返った。
「みゃーお」
とことこと歩いて行く。
早起きで活き活きとした声が響く空へ、欠伸を一つ吐いた。
さて、(会社に)帰って寝よう。